Title

herering
ヒアリング

音と色の共感覚を示す「色聴」に、インスパイアされた3Dアンビエント・インスタレーション。来場者が自由に空間を徘徊することで得られる位置情報をトリガーに、色彩共感覚の色と音の対応表に基づいたと音と映像(色)が発動。体験者の行動により毎回異なるその組み合わせから、共感覚という不思議な関係性を感じ取ることができる。

"herering" is a 3D Ambient Audio Visual Installation explores chromesthesia. This installation express simulated chromesthesia experience. Explore HSV color space using a controller. Reaching the point where color and sound start to mix. Finally human movement creates a more complicated music and colorful image. 

 

Movie

herering(ヒアリング) デヴァイスを持って、三次元空間にインストールされた見えない色相環(水平方向:彩度垂直方向:明度)の中を移動。それによって取得される位置情報とインタラクションすることで音響と映像が生成されます。 この作品は、共感覚の中でも「色聴」と呼ばれる、音楽や音を聞いて色を感じる知覚現象について1900年代初頭にラングフェルトによって行なわれた対照実験*に基づく、オーディオ/ヴィジュアル・インスタレーションです。 共感覚とは、文字や数字、または音から色を、あるいは形から味を感覚したりするような、ある刺激に対して異なる種類の感覚を生じさせる、特殊な知覚現象です。動作が相互に関わり合う空間内で、鑑賞者は空間を体験しながら、同時に作品を作り出す重要な要素ともなります。 空間内の環境は、それぞれの鑑賞者の異なる動きによって、色聴に基づく音と色が無限のコンビネーションを創出するよう設計されており、それによって生み出される複雑なレイヤーをもった空間から,共感覚の世界を体験することができます。 --- アーティスト:クリエイティブレーベル "nor(ノア)" norは、建築家、デザイナー、音楽家、エンジニアなど多様なバックグラウンドをもつメンバーによって2017年に発足。テクノロジーを活用して、一般化された定義では捕捉しきれない領域へのアプローチを行っています。研究で扱われる分野を多くの人が体験できる形に変換し、社会的な価値や可能性をアップデートすることを目的に、空間設計、インスタレーション、プロダクト開発など、手法に縛られない制作活動を行なっています。 https://nor.tokyo/
 

Approach

「色聴」という知覚現象をより感じ取りやすいように、日常的な風景はあえて残したまま現実空間との境目をあえてゆるく区切り、そこへ空間の平面へ色相・中心からの径に彩度・高さに明度をそれぞれ配置することで立体の色相環(HSV)をインストール。そこから導かれる色に対し、色聴者による音と色の対応表※をベースとした音をアサインした。

この空間では、来場者が自由に徘徊することで取得される位置情報を元に、音と映像(色)がインタラクションし、その動きに応じて生成される、毎回異なる音と色の組み合わせやテクスチャーから「色聴」という不思議な関係性を自然に体感することができる。来場者自身が空間に関与し意味を与えることで変容する空間で、創出される音と色に包まれながら、変化し続ける空間に身をゆだねたり、よりアクティブな演奏行為として働きかけるなど、思い思いの体験方法で「色聴」に彩られたアンビエントな空間を楽しむことができる。

 

Photo

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CREDIT

Planner/Conceptor:Makoto Fukuchi
Hardware Engineer:
Satoshi Nakane
Software Engineer:
Shuhei Matsuyama
Sound Producer:
Yui Onodera
Architect/Experience Designer:
Kazuhiro Itagaki
Designer:
Satoshi Kawamata
Producer/Project Manager:
Shigeyoshi Hayashi

Special Thanks

田口音響研究所株式会社
Derivative
松田英子(東京農工大学大学院工学研究院 先端情報科学部門 学術振興会特別研究員(PD))